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上位・対等・下位。承認欲求3兄弟

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承認欲求とは?

承認欲求(しょうにんよっきゅう)とは、他人から認められたいとする感情の総称である。

「承認欲求」 『フリー百科事典 ウィキペディア日本語版』- 2015年9月9日 (水) 05:02 https://ja.wikipedia.org/wiki/承認欲求

上位承認

より優れた存在であることを認められたい欲求

対等承認

他人と同等であることを認められたい欲求

下位承認

他人から蔑まれたいという欲求。性癖、依存癖など。

マズローの欲求5段階説

欲求5段階説はマズローが提唱した説であり、人間の承認の段階の分類です。

  1. 生理的欲求 (Physiological need)
  2. 安全の欲求 (Safety need)
  3. 所属と愛の欲求 (Love and belonging need)
  4. 承認の欲求 (Esteem)
  5. 自己実現の欲求 (Self actualization)

自己実現の欲求は自律性・目的・熟達など内発的な動機です。
承認の欲求は外発的な動機です。

承認欲求の具体的な例

特定の人に認められたい

自分が尊敬する人。
自分の親族。
自分の友人。

上記のように、特定の人に認められたい承認欲求。

このタイプの承認欲求を持つ人が多いのでは?と想像しています。

多くの人に認められたい

相手の種類は問わず、できるだけ多くの人に認められたい欲求。

承認欲求に関わる問題

隠蔽・嘘

自分が評価されるために失敗を隠蔽したり、成功を実体以上で語ったりします。
自己評価の低さの裏返しともいえそうです。

攻撃

自己承認を優先するあまりマウンティングします。
自己評価ry

高すぎる目標

自分が尊敬する人に認められたい。
ただし、その対象のレベルが高すぎるため
いつまでたっても満足することができない。

自分への低評価

自分自身を承認したい。
ただし、その基準が曖昧であったり自分の実績を可視化していないため低いため
いつまでたっても満足することができない。

まとめ

承認欲求は多かれ少なかれほとんどの人に存在するものでしょう。

自己承認は実績の可視化や細かな成果物作成で。
他者承認は外部へのアウトプットと、第三者視点で求められる成果を出す。
こんな感じで満たしつつ、あくまで実質を伴ったものにしていきたいものです。

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