あおり気質がなくなった2歳児に好奇心を解放したまま75分間過ごしてもらった
私には3人の娘がいるのですが、今日は2歳の三女と2人で行動することになりました。
三女に行く先の行動を委ねることにしました。
empowerment-engineering.hatenablog.com
この記事の半年後ということで同じ流れで記録してみます。
半年前は「あれ何?」を「あおりー」と読んでいた三女ですが、
今は「これなにー?」ときいてきます。あおり気質がなくなりました。
制約
念のためですが、以下の行動は制限しました。
- 三女に危険が及ぶ行動
- 他人に迷惑のかかる行動
また、基本的にはこちらから何かを促すなどの発言・行動はしませんでしたが、 下記は行いました。
- 上手にできたことを褒める
また、何があったら即対応できるようにすぐ近くにいました。
行動リスト
以下、時系列の行動リストです。
- グレーチングの穴を覗く
- ママ、長女、次女がどこにいったかパパに質問する
- 「まま、どこー?」 → 答えた
- 「長女ちゃん、どこー?」 → 答えた
- 「次女ちゃん、どこー?」 → 答えた
- 金網をみて「これなにー?」と聞く → 答えた
- 金網に絡まっている葉っぱをみて「これなにー?」と聞く → 答えた
- 砂利道で砂利の踏み心地を確かめる
- 小さな公園に来る
- ベンチにすわる
- パパをベンチの隣に座らせる
- パパに「あつい?」と質問する → 答えた
- 「ごー!」といって、ベンチから立ち上がる
- 車をみて「これなにー?」と聞く → 答えた
- 道路の白線に反応する
- 水路に落ちて沈んでいるゴミをはっけんして「これなにー?」と聞く → 「ホッカイロの袋のゴミだね。誰か捨てちゃったんだね」と答えた
- しばらく水路の水の流れを眺める
- 水路を眺めながら時々「ゴミおちちゃったの」という
- 移動するたびに移動前に関わっていたモノに手を降ってお別れの挨拶。「バイバーイ」。例えば水路の水に挨拶。
- 視覚障害者誘導用ブロックを選んで歩く
- ※視覚障害の方の邪魔にならないか、確認してました
- アイスの自販機に反応「アイス!」と発言。 → 「そうだね、アイスだね」と反応した
- 道路に視線をうつす
- 車をながめる
- パパに抱っこをせがんで上の視点から車をみる
- トラックをみて拍手する
- 通り過ぎる車をほめる。「じょうずじょうずー!」
- 急にジャンプする。ぴょーんといいながら。何回も
- 急に「いくよー」と言う
- 急に「いかないよー」と言う
- 地面に描かれたイラストつき施設案内の絵が剥げて一部しか見えないのを見つけて「これなにー?」と聞く → 答えた
- 私から「ちゃんとした絵があるばしょみたい?」と聞く。三女が「みたい」と答える
- 連れて行って見せる
- 理解して興奮する三女
- 地面に描かれた剥げたイラストつき施設案内と剥げていないイラストつき施設案内の間を3往復する
- 地図を見つけ「どこ?」と指をさす → 現在地を教えた
- 宣伝用ののぼり旗に書かれたキティちゃんに反応。「キティちゃん!」 → 「そうだね、キティちゃんだね」と反応した
- 街路樹を植える準備で立ち入り禁止にするための網にはんのう。「これなにー?」と聞く → 答えた
- 何度か「はいっちゃだめ?」とパパにきく → 「うん、だめだよ」と答えた
- ママ、長女、次女がどこにいったかパパに質問する → 答えた
- 自分の影の存在に気づく。「これなにー?」と聞く → 答えた
- パパの影の存在に気づく。「これなにー?」と聞く → 答えた
- パパが影を動かしてみせる → 人が動くと影が動くことに気づき三女もクネクネ動く。自分の影が動くのを見て歓喜
- ピザ屋のバイクを発見。「これなにー?」と聞く → 答えた
- ピザ屋であることと配達の流れを説明。「お客さんが頼んで、お店の人が作って、配達の人がバイクで運んで、お客さんに渡すよ」的な内容。真剣に聞く三女
- つくしをみつける。「これなにー?」と聞く → 答えた
- 駐輪場のかんばんをみつける。「これなにー?」と聞く → 答えた
- クリーニング屋をみつける。「これなにー?」と聞く → 答えた
- 明かりがついていない街灯を発見。「これなにー?」と聞く → 答えた
- ママ、長女、次女がどこにいったかパパに質問する → 答えた
- 道路に視線をうつす
- 車をながめる。トラックやバスなど大きな車がくると興奮
ここまでで、家をでてから75分でした。
まとめ
前回同様、三女に好奇心のまま行動してもらうと、かなり多くの物事を学びとることがわかります。
半年前との差でいうと、けっこう難しそうな話も途中で飽きずに聞いていることですね。
どこまで理解しているかわかりませんが、
- ピザ屋さんの話
- クリーニング屋さんの仕事の話
の話などは、長めの話を真剣に聞いていました。
また、ものごとの関係性への発見や理解もうまくなったように思います。
- パパの影が動いているのをみて自分の影も動かしてみる
- 地面に描かれたイラストつき施設案内の絵の「剥げたもの」と「剥げていないもの」が同じものであることを理解している
などですね。
子どもの半年、おそるべし。