熟達パターンカタログ - 拡張知能観のマインドセットを持つ
熟練して上達することです。 そして、熟練とは十分に慣れていて上手なことです。
詳しくは下記の記事を参照ください。
empowerment-engineering.hatenablog.com
では熟達のために必要な条件、環境、スキルなどはどのようなものか? パターン・ランゲージの形式で知見を集めたいと思います。
フォーマットは以下です。
名称 | 内容 |
---|---|
パターン名 | パターンの名称。 コミュニケーション時に利用するので簡潔であること |
イメージ | パターンのイメージを表す図やイラスト。 画像の力で内容を把握しやすく、記憶しやすくなる |
状況 | どんな状況のときに起こる事象か |
問題 | どんな問題か。 Forces に比べると抽象的な内容 |
要因 | 問題が発生してしまう具体的な要因 |
解決 | どのように解決するか。 Actionsに 比べると抽象的な内容 |
行動 | 問題を解決するための具体的な行動 |
結果 | 解決した結果起こること。 良い影響、悪い影響双方について考える |
イメージについては苦手な方もいると思うので省略可能です。
パターン・ランゲージについて、より詳細については下記の記事をご確認ください
empowerment-engineering.hatenablog.com
この記事ははてなお題として作成しています。
最初の例として1記事書いてみます。
パターン名
拡張知能観のマインドセットを持つ
イラスト
状況
固定知能観をもっている。能力は天性のものと考えている。
知能観 | 考え方 |
---|---|
固定 | 能力は天性のものと考える |
拡張 | 能力は伸ばすことができるものと考える |
問題
本来能力は後天的に伸ばすことができるものだが、
伸ばすことができないものだと考えている。
要因
- 成功体験が少ない
- 能力は天性のものだと考えてしまうような環境
- 努力ではなく能力を褒める
- 能力は伸ばすことができることをみせる人が近くにいない
- 間違えることは恥ずかしいことだと伝える
- 欠点を認めない
解法
能力は伸ばすことができるものだと考えるような環境を与える
行動
- 成功体験を与える
- 能力は伸ばせるものだと考えることができる環境
- 能力ではなく努力を褒める
- 能力は伸ばすことができることをみせる人が近くにいる
- 間違えることは恥ずかしくない。挑戦すれば失敗はつきもの。むしろ失敗は良いことであることを伝える
- 欠点を認める
結果
プラスの結果
- 拡張知能観によって、熟達への努力へのモチベーションが高まる
マイナスの結果
- 特になし
メモ
長期的な積み重ねの影響であるため、ある程度歳をとってからの
方向修正はとても難しいと思われる。