ミスター・サタンとサイタマに学ぶ。信頼とは?
ミスター・サタンとサイタマを例に信頼についてまとめます。
信頼とは?
相手を信用して頼ること。
信用は過去の実績や成果物を元に評価すること。
ミスター・サタンと信頼
ミスター・サタンは過去の実績があるとみなされているので
実力はないが人々からの信用があり、結果として信頼されています。
格闘技の世界チャンピオンであること。
セルを倒し、世界を救ったこと(になっている)。
そして、自分から積極的に実績をアピールして認知されている成果ともいえるでしょう。
サイタマ
ミスター・サタンとは反対にワンパンマンのサイタマは
その圧倒的な強さ・貢献とは裏腹に一部の人にしかその活躍を認知されていません。
つまり、多くの人の信用を得られていないということです。
そのため、実力の割に信頼を得ていません。
※ワンパンマンをご存知ない方で、マンガが好きな方はこちらをどうぞ。
信頼残高とは?
言葉の通り信頼の残高です。
信頼貯金も同様の考え方です。
信頼残高の収支は以下のようなもので変動します
🔵預入 | 🔴引出 |
---|---|
約束を守る | 約束を破る |
親切をする | 不親切をする |
期待に応える | 期待を裏切る |
謙虚 | 傲慢 |
さらに、直接交流をしない広い範囲への信頼について考えてみると
広い範囲に対して「実績」とみなされるものを認知されているかどうか?
が重要になりそうです。
例えば
- 多くの利用者をもつプロダクトを作り、その作者であることが認知されている
- 多くの人に認められる章を受賞した
などです。
この広い範囲の信頼の獲得は市場から見た個人の評価に強い影響を与えると考えられます。
個人の能力が同じでも外部に見えるようになっているかどうかで
差がでてくるのはこのあたりの要因が一つでしょう。
まとめ
例えば不遇を嘆く時。
その不遇を自ら覆そうと決心した時に周りをどの程度巻き込めるかどうかは
自身の信頼貯金が影響してきます。
不遇ながら少しでも改善しようと真剣に取り組んできた人には少しずつ信頼が蓄積され、
いざ大きな行動を起こそうとした際に協力者が得られやすくなります。
また、別のケースとして世間から大きな信用を得ている人は参加当初から
一定の信頼貯金がある状態なため、最初から協力を得やすいでしょう。
これは外部から招聘した著名な技術顧問などがそこにあたりそうです。
ミスター・サタンのケースとサイタマのケースから分かるように、
実際に信頼されるかどうかは信用の元となる過去の実績を認知されているか次第です。
あまり好ましくないケースですが、実は何もしていないが実績を出したと認知されていれば信用されるでしょうし、
逆に実績を残しているが、それを人々に認知されていなければ信用されないでしょう。
身近なところの信頼貯金。
外部からみた信頼貯金。
たまってますか?