仲間のことを知ることで個人・組織双方のチャンスを広げたい
Empowerment Engineering ブログを始めるようになってから
以前よりも「周りの人が何をしたいか?どんな夢があるか?何が好きか?」を意識して知るようにしています。
2016/09/02 にいつもオンラインでお手伝いしている副業の飲み会があったので、
一緒に働く人達が「何をしたいか?どんな夢があるか?何が好きか?」をあれこれ聞いて回りました。
この日以外に関しても、個人的な取り組みの一つとして
周りの仲間がどんなことを考えているか聞く機会を増やすようにしています。
これは仕事だけではなくて、その他の仲間についても同様です。
良い機会なので一度考えを整理してみます。
現状と結果
その人がどんなことに取り組んでいるか。
その取組対象と結果について私は以下のように考えています。
好ましい状態
好きなこと、得意なこと、自分の目的そのものやその糧になる取り組みをしていること。
これらはその人のモチベーションをあげ、充実した時間をもたらすでしょう。
それが職場でその対象が「やるべきこと」と重なっていれば、
その人はそこにとどまり続ける可能性が高まり、
組織・チームの成功率もあがるでしょう。
好ましくない状態
嫌いなこと、苦手なこと、自分の目的と全く関係がない取り組みをしていること。
これらはその人のモチベーションをさげ、無益に感じたりストレスに感じる時間をもたらすでしょう。
たとえそれが職場でその対象が「やるべきこと」であったとしても、
その人はそこにとどまり続ける可能性が低下し、
組織・チームの成功率は下がるでしょう。
特にその人が優秀であればあるほど、そこに残る可能性は下がります。
知っておきたいこと
以下の様なことをできるだけ把握できるようにしたいと思っています。
- どんな夢、目的を持っているか?
- どんなことが得意か?
- どんなことが好きか?
- いま楽しいか?
- 何があるとモチベーションがあがるか、さがるか?
- どんな不満があるか?
夢、目的などは誰しもがもっているわけでもないですし、探しているさなかの人もいるので
「どんなことがしたい?」とか「何をしているときが楽しい?」というような聞き方をすることが多いです。
また、前提として私自身の夢・目的については先に明示している相手に対して質問をするようにしています。
私の夢・目的は以下です。
内発的動機づけを支援する仕組みつくりだし、 システムで支援する。 人がいきいきと、楽しく生きることができる。 その結果として会社組織なら素晴らしい業績を生み、 育児なら活き活きとした子が育ち、 コミュニティが活性化する。 結果として世界をより良くする。
仲間を支援したい。
そのために聞いているのですよ、ということを先にわかってもらった上で話してもらっています。
心がけていること
信頼貯金
相手に質問するにしても、相手にチャンスを提供するにしても
あちこちで信頼が必要となってきます。
周りを助けるには、 自分自身があちこちから信頼を得ている必要があります 。
気軽さと安心
この人に本音を話すと、悪いことが起こる。悪用される。叱られる。
そのように思われないことが最低条件として必要だと思っています。
また、この人に自分のことをもっと知ってもらいたい。
そう思ってもらえることが好ましいですね。
心がけていること、という項目としてまとめていますが実は特別に心がけているわけではなく、
特に人に対して強い悪意や、騙してやろうだとか、マウンティングしてやろうだとか
そういう考えがない だけだとは思います。
普段の不器用さからも、わざわざ私がそういうことをしないだろう、というのも伝わっているのだと思っています。
これは個人的な経験ベースなので比較したことがあるわけではないですが、
気軽に色々と相談してもらえている ように思います。
あの人には話せないけど、私(てぃーびー)には話しておいてくれる、という状態はちょくちょく経験していますし、
それによって私がプロジェクトの危機を察知して、意思決定権を持つ人間と連携して物事を解決する、
という経験は何度かありました。
私自身が万能型ではなく偏ったタイプの人間のため、
私と関わる人はどこかに関して私より大きく優れている人が多いです。
そのため相手が年下であろうと「こいつすげーなー」みたいな形で、
私が上から指導する、というような接し方をあまりしません。
どなたとも結果として 友達みたいな形で同じ目線で話すことが多くなります 。
影響力、実現力を持つこと
せっかく相談を持ちかけてもらえたり、相手のことを知った結果として色んなチャンスのアイデアを思いついたとしても、
それを 実現できないのでは意味がありません 。
具体的には
- 意思決定に関われる可能性を広げておく
- 自分自身が各所で信頼を得て、自分からの提案・紹介をうけれてもらいやすくする
- 意思決定を行う人からの信頼を得る
- 自分が関わる人、組織を広げておく
- 相手に対して提供できるチャンスの幅を広げることができる
- 提供できるチャンスのアイデアの幅が関連箇所が多いほど広がっていく
などです。
これは「信頼貯金」の項目との組み合わせが重要で、顔が広くても
「この人の提案なら検討の価値がある」と思ってもらえる状態になっている必要があります。
自分自身の行動で信頼を得ていて、類似事例に関して一度提案が成功まで達していると、
2回目以降の話が円滑になります。
私は本業の他に副業で1社のWeb制作会社のお手伝いと、CodeIQの出題をしています。
その他にも関わっているコミュニティがあり、それぞれの組織がどんな課題を持ち、
どんな状況で、どんな人材を求めているか?が頭に入っています。
これらと私が関わっている人を組み合わせると意外なところで、
A社とB社の得意分野とCさんのスキルを組み合わせれば、A社とB社のビジネスとして旨味があり、
Cさんの目的も達成できる・・・みたいな案がでてきたりします。
あとは、それぞれに対して提案をしてみてうまく話がまとまれば大成功、という塩梅です。
実際、このような組み合わせベースの提案から大きなチャンスを掴んだ方が複数名います。
メモ
ここで私がアナログにやっていることのエッセンスを抽出し、システム化する。
結果として過去の成功例を再現する可能性をあげる。
というのがこの Empowerment Engineering の一つのゴールの形かもしれません。