Empowerment Engineering

内発的動機づけをソフトウェア開発の力で支援する

人間の能力が見える化されていないときに感じる停滞感

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いろんなことに取り組む。
新しい知識を得て、新しい経験を得て、内省して自分の中に抽象的な概念を得る。
おそらく一定の成長をしているはずだ。
仮に数値で表すことができたのなら総合能力100から105くらいには成長したとする。

毎日5の成長が1年続いたとする。

この時になんとなく感じるのが「最近あまり成長していないのではないか?」という錯覚である。

人間の能力が見える化されていないときに感じる停滞感 」である。

実際には成長しているはずなのにも関わらず。

人間の能力は見えにくい。
人間の能力はRPGのステータス画面のようには確認できないことがほとんどである。

おそらく成長した能力を得た結果として生み出され、評価された成果物などによって
突発的に成長を実感する機会を得ることもあるだろう。
しかし、大抵の場合もっと短い間隔で、できれば即時に成長を実感したいのではないだろうか?

何らかのテストの点数のように数値化可能なものもあるだろうが、そういうものばかりとは限らない。

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やったほうがいいことを「やりましょう」といってもらえるコミュニケーションについて考える

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組織・チームにおいて、理屈で考えると明らかに改善することが好ましいことがあるとします。
例えばワークフローを変更することで年間1億円の費用を節約できる、というようなケースです。
ズバーン!と正論で端的にそのことを伝えても人が動かないケースは多々あります。

このようなケースについて掘り下げるために、
コミュニケーションにおける期待と行動の関係について考えます。

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