運ではなく引き寄せる好機
運がいいことと好機を得ることの違い、
そして好機を得るために必要なものについて考えます。
運とは?
人の意志や努力ではどうしようもないめぐり合わせ。
好機とは?
よい機会。チャンス。
運と好機
運は人が介入できないもの。
好機を得ることについては介入可否に関する前提はないので、介入可能である。
運はそもそも介入できないもの、という言葉であることを前提にすると
たまにみかける「運」を引き寄せる、というようなものは実際には「偶然に見える好機を意図的に引き寄せる」という
ことなのかな?と考えました。
好機の分類
好機を偶然とそうではないものに分類してみました。
偶然な好機
自分の手ではどうにもできないもの。
- たまたま天気に恵まれてビジネスが優位に働いた
- 非常に裕福な家庭に生まれた結果、様々案好機に恵まれた
などです。ここは「運」の領域ですね。
偶然ではない好機
自分の手で介入できるもの。
- 友人からビジネスチャンスをもらった
- たまたま人に相談したら人生が変わった
などです。
これらはブレイクダウンしていくと、事前にこんなものがあるかもしれません。
- よいビジネスチャンスを提供してくれる人と友人になったこと。
- その友人の信頼を得ていた
- 相談できる相手がいた
- 相談するという決意をした
自分の行動の結果がある程度関与して好機を引き寄せたことになります。
好機を引き寄せる行動
好機を引き寄せる行動について思いつくものを列挙します。
- 行動量を増やす
- 人の信頼を得る
- 人と良質なコミュニケーションを取る
- 関わる人を増やす
- 自分と他者とのコントラストを上げる
- 自分の情報を広くオープンにする
- 視点を広く持つ
- 外部から確認可能な成果を多く持つ
好機から遠ざかる行動
逆にもしかしたら訪れていたかもしれない好機を遠ざける行動を列挙します。(内容を逆にしただけ)
- 行動量を減らす
- 人の信頼を裏切る
- 人と悪質なコミュニケーションを取る
- 関わる人を減らす
- 自分と他者とのコントラストを下げる
- 自分の情報をクローズドにする
- 視点を狭く持つ
- 外部から確認可能な成果を持たない
まとめ
個人の経験の範囲で好機をどのように引き寄せるか?についてまとめてみました。
ここで、好機を引き寄せる行動について、もう一段階抽象的に捉えると
原因と結果についてどれだけ想像力が働くか?
なのではないでしょうか?
想像力が働けば、行動力が多ければ好機が増えることが分かります。
想像力が働けば、人からの信頼がどのような結果につながるか分かります。
では、ものごとの原因と結果に対する想像力を磨くには何をすればよいか?
それは日々取り組んでいる課題・問題に対して取り組んだ結果を振り返ること。
原因と結果について「AがあるとBが起こりやすい」というような抽象的な概念として自分の糧にしているか?
その量がどの程度あるか?
それが好機を引き寄せる頻度に影響するのではないか?
行動と振り返りが大事じゃんというあたりまえの結論になりました。