Empowerment Engineering

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自律性パターンカタログ - 時間の自由

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パターン名

時間の自由

※この記事は「はてなお題」として作成しています

blog.hatena.ne.jp

イラスト

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状況

時間の自由が認められていない

問題

各自の調子の波や個人的に優先したいことの事情に合わせて
自由な時間で働くことができないとモチベーションが低下する

要因

  1. 決まった時間に合わせて働かせることが正しいと信じている
  2. 夜型の人間は昼型にするべきだと考えている
  3. 各自の都合よりも組織の都合に合わせるべきだと考えている

解法

時間の自由がもたらすメリットを理解し、
可能な限り時間の自由を提供する。

行動

  1. 時間の自由を与えることのメリットを理解する
    • 各自が調子が上がる時間帯があることを理解する
    • 各自の生活の事情により、時間の自由があるとモチベーション上がるケースがあることを理解する
      • 育児
      • 介護
  2. 個人の成果の集合が組織の成果であることを理解する

結果

プラスの結果

  • 自由な時間を得て、自律的に成果を生むメンバーのモチベーションが上がる
  • 成果があがり、離職率が低下する

マイナスの結果

  • 自由を与えられると戸惑うタイプのメンバーには不向き
  • 同期的なコミュニケーションが重要な職種、業種の場合に必要なやりとりが不足しやすくなる
  • 情報共有やテキストによる伝達の基盤整備不足であったり、スキルが不足している場合に情報不足が発生しやすくなる