Empowerment Engineering

内発的動機づけをソフトウェア開発の力で支援する

努力を継続する「やり抜く力」の図解

書籍「やり抜く力」を読みました。
以前に読んだ「モチベーション3.0」と通じるところが多く、
双方の本の内容を踏まえて一度整理してみたくなったのでまとめてみようと思います。

才能と努力

この書籍ではものごとを達成するためには才能よりも努力が重要だとしています。
ちなみにこの本における才能と達成の定義は以下です。

「才能」とは努力によってスキルを身につける速さのこと 「達成」習得したスキルを活用することによって現れる成果

ものごとを達成するには

  1. 才能と努力によってスキルを身につけること
  2. 身につけたスキルを活用して成果をあげること

というステップを経るものとします。

このとき、どちらのステップに関しても努力が関わってきます。
つまり、才能より努力(やり抜く力)が大事だと主張しています。

図解

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補足

  • やり抜く力は 情熱粘り強さ で構成される
  • 興味は情熱の出発点 。そこから 成功体験 を得て目的を見つけていく

モチベーション3.0との共通点

  • 書籍中では大中小の目標、と語られていたが、モチベーション3.0でいうところの目的・ゴール・目標の話と一致する

empowerment-engineering.hatenablog.com

  • フローの重要性

empowerment-engineering.hatenablog.com

  • 拡張知能観の重要性

empowerment-engineering.hatenablog.com

まとめ

ちょうど直前に読んでいた書籍が「さあ、才能に目覚めよう」という「才能こそもっとも重要である」という本だったので
ある種両極端かと思ったのですが、才能の定義が異なるだけで、根本で大事にしているところは同じだな、という感想を持ちました。

やり抜く力では才能を

「才能」とは努力によってスキルを身につける速さのこと

としています。

さあ、才能に目覚めようにおける才能(強み)は

才能とは、無意識に繰り返される思考、感情、行動のパターンである

としています。
情熱をもって長期間取り組むことで目的を達成する 、という点においては同じでした。

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